(ブルームバーグ):19日の東京株式市場ではAI・半導体関連株が大幅に下落した。世界的な長期金利の上昇を受けて、グロース(成長)株の割高感や企業の借り入れコストの増加に警戒感が高まっている。
キオクシアホールディングスは一時前日比11%安と7月29日以来の日中下落率を記録し、東京エレクトロンは同5%超売られた。1兆円規模の個人向け社債の発行を計画していると報じられたソフトバンクグループ株も一時7.7%安となっている。
米国市場では中東情勢の不透明感による原油高や長期金利の高止まりを背景に、ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に下落。アジアでは韓国総合株価指数(KOSPI)も一時6%超売られている。
アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、長期金利の上昇が想定に比べてかなり速く、グロース株の逆風になっていると指摘する。金利上昇は株価を評価する際の将来利益の割引率が上がることを意味し、株価が収益成長力の高さに依存するグロース株の重しになりやすい。
大和アセットマネジメントの建部和礼チーフストラテジストは、金利高はハイパースケーラーにとって社債発行コストの上昇につながるため、先行きの設備投資への影響や、恩恵を受けてきたAIインフラ関連企業の業績への影響が意識されやすいと話した。AI・半導体関連株は弱含む一方、ディフェンシブ系は相対的に売られにくいとの見方を示した。
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