(ブルームバーグ):AI新興グロックは、企業価値35億ドルの評価で3億5000万ドルを調達した。企業価値は、エヌビディアが同社とライセンス契約を結び、人材の多くを引き抜く前の約1年前に比べ、ほぼ半減した。
17日に発表予定の今回の資金調達は、ダラスを拠点とする投資会社ディスラプティブが主導した。グロックの担当者によると、エヌビディアも今回の資金調達に出資する予定。エヌビディアはコメント要請に応じなかった。
2016年創業のグロックは、市場首位のエヌビディアに対抗する独自ハードウエアを開発してきた企業の一つ。企業価値は昨年9月のピーク時に69億ドルに達していた。その数カ月後、エヌビディアはライセンス契約の一環として、グロック創業者兼最高経営責任者(CEO)のジョナサン・ロス氏や主要従業員を採用した。
メタ・プラットフォームズやアルファベット傘下のグーグルなど他の大手テクノロジー企業も最近、AIスタートアップを丸ごと買収するのではなく、異例のライセンス契約を通じて人材を獲得している。
グロックはその後、AIソフトウエアを動かすための膨大な計算資源需要に対応するデータセンター運営会社への転換を進めている。こうしたAIの処理は「推論」と呼ばれる。同社は6月、この取り組みの資金として6億5000万ドルを調達したと発表。資金調達に伴い企業価値の評価を見直したが、その時点では金額を明らかにしていなかった。
グロックの執行会長で、ディスラプティブの創業者でもあるアレックス・デービス氏はブルームバーグ・ニュースに提供した声明で、「推論は間違いなく、AIインフラで最大かつ最も重要な層になる」と指摘。「最も重要なモデル開発企業の支援に注力していく」と述べた。
同社は最近調達した資金の一部を使い、来年にはデータセンターの総容量を200メガワット超に拡大する計画だ。
原題:Groq Valued at $3.5 Billion in Funding Round After Nvidia Deal(抜粋)
--取材協力:Ian King.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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