(ブルームバーグ):7月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くコア指数が低い伸びにとどまった。米連邦準備制度理事会(FRB)への利上げ圧力は和らぐ可能性が高い。
◎ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのリンゼー・ロスナー氏:
コアインフレが抑制されたことは、基調的なインフレの鈍化を示した前月の統計に続く明るい兆候だ。FRBが9月に金利を据え置くとの見方を後押しする。
◎ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザッカレリ氏:
サプライズのなかった統計で、最大のサプライズを挙げるなら、インフレが加速していないことだ。弱かった雇用統計と合わせ、連邦準備制度理事会(FRB)には時間的な猶予が与えられた。
◎アビバ・インベスターズのシニア債券ポートフォリオマネジャー、スティーブ・ライダー氏:
今回のデータは9月の利上げ観測を引き続き維持させる一方、FRBが直ちに行動する必要性を示すものではない。政策当局者は、年内に追加の金融政策引き締めが必要かどうかを判断する前に、次回のCPIと雇用統計を一段と重視する可能性が高い。
◎リーガン・キャピタルのスカイラー・ウィナンド氏:
CPIは市場予想通りで、歓迎すべき内容だったが、同指標が原油価格と連動して動いていることが明確になりつつある。米連邦準備制度理事会(FRB)にはホルムズ海峡の状況をコントロールすることはできず、インフレ率が2%の目標に戻るまでには長い道のりがあり、先行きも不透明だ。
◎ナティクシスの米国担当チーフエコノミスト、クリストファー・ホッジ氏:
今後開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)会合はいずれも、何らかのサプライズが出てくる可能性を織り込む必要があるだろう。しかしインフレが目標に向けてゆっくりと段階的に低下している状況と、個人消費の冷え込み、不透明感を増す雇用見通しを考えると、FOMCは辛うじて利上げを回避できると当社では引き続き考えている。
--取材協力:大塚美佳、Tamami Shimizuishi.
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