イランのペゼシュキアン大統領は、最高指導者のモジタバ師と「7時間から8時間」にわたって会談したと明らかにし、健康状態に問題はなかったと強調しました。イランでは最近、モジタバ師の健康不安説を打ち消すような発信が相次いでいます。

ペゼシュキアン大統領は10日、国内の政党関係者らとの会合で、先月下旬に行われた最高指導者モジタバ師との会談について言及しました。

会談では、「さまざまな問題について話し合い、抱えている問題や懸念をすべて伝えた」としたうえで、「7時間から8時間座って私たちと議論できる人の健康状態が悪いはずはない」と述べ、モジタバ師の健康状態に問題はなかったと強調しました。

モジタバ師は、父親の死去を受けて今年3月に最高指導者に就任して以降、公の場に姿を見せていません。

モジタバ師をめぐっては、イギリスに拠点を置くイランの反体制派ネットメディアが6日、政権に近い情報筋の話として、モジタバ師が重篤な状態にあり、「いつ亡くなってもおかしくない」との情報が流れていると報じました。

その後、イランのメヘル通信が8日、モジタバ師とされる人物の映像を配信したほか、革命防衛隊傘下の民兵組織もモジタバ師が市民と接する様子を今後、公開する予定だと明らかにするなど、健康状態をめぐる臆測を打ち消すような発信が相次いでいます。