(ブルームバーグ):韓国の半導体大手SKハイニックスの株価が5日の取引で上昇した。前日の米半導体株上昇の流れを引き継ぐとともに、自社株買いを含む株主還元策の詳細を近く公表するとの観測が買い材料となった。
米エヌビディアに広帯域メモリー(HBM)を供給するSKハイニックスの株価は5日午前のソウル市場で一時7.9%高となった。競合するサムスン電子も一時6%上昇した。
市場関係者や韓国メディアは、7月10日に米国預託証券(ADR)を売り出したSKハイニックスについて、米国のルールに基づく25日間の「クワイエット・ピリオド(調査リポートの公表禁止期間)」が8月4日に終了したことに注目している。これにより、株主還元策の開示が可能になるとみられる。
独立系アナリストのダグラス・キム氏はスマートカルマでのリポートで、「SKハイニックスは近く大規模な株主還元策を発表する可能性が高いと考えられる」と指摘した。その理由として、4日にクワイエット・ピリオドが終了したことを挙げ、計画には「自社株買い、株式消却、特別配当が盛り込まれる可能性がある」と予想した。
SKハイニックスは今年、韓国総合株価指数(KOSPI)を押し上げる主要銘柄の一つとなってきた。一方、最近はAIを巡る市場全体の不安心理を映すように下落した。その背景には、AI向けハードウエアへの投資が今後も続くのかという懸念があった。
ただ、こうした懸念は今週に入り、半導体株が買い戻されるなかで薄らいだ。SKハイニックスでは、韓国市場で関心を集めている株主還元策の詳細が、次の好材料になる可能性がある。
SKハイニックスはコメントを控えた。
原題:SK Hynix Climbs as Investors Bet on Shareholder Return Plan(抜粋)
--取材協力:Yoolim Lee.
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