(ブルームバーグ):4日の外国為替市場で円は対ドルで157円台前半と前日夕から円安方向で推移。介入以外の円買い材料に乏しく警戒感は根強いものの、ドルを買い戻す動きが出ている。債券は上昇(利回りは下落)する見込み。この日の10年債入札はやや低調な結果になるとの見方が出ている。
三井住友信託銀行ニューヨークグローバルマーケッツ部の山本威調査役は「介入への警戒感は強いものの、すぐに再び介入があるとは思えず、ドルはじりじりと値を戻す」と予想する。「構造的な円安要因は変わっていないため、介入の継続や日本銀行の利上げ加速がなければ、円高局面は155円割れを見ずに終わるかもしれない」と語る。
債券
債券は上昇する見込み。原油価格の上昇一服を受けて米長期金利が低下した流れを引き継ぐ。
SMBC日興証券の奥村任チーフ金利ストラテジストは「日本国債は上昇して始まるものの、投資家のリスクテイクは抑制された状態が続く」と予想する。前日は目先の金融政策に反応する2年債利回りだけでなく、市場のターミナルレート(利上げ到達点)予想を反映する5年債利回りも上昇しており、インフレ加速が意識されていると語る。
この日の10年債入札についても「弱めの結果になることを警戒している」と言う。
先物の夜間取引で中心限月9月物は3日の日中取引終値比15銭高の126円86銭で終えた。奥村氏の先物の予想レンジは126円50銭-126円90銭、新発10年債利回りは2.8-2.84%(3日は2.82%で終了)。3日の米10年国債利回りは前週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.68%程度。
10年債入札
- 発行額は2兆6000億円程度
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジスト
- 無難か、やや低調な結果を予想
- 日米の協調為替介入を受けた利上げ加速観測で長期金利の先高観が後退しているのであればポジティブ
- もっとも、ビハインド・ ザ・カーブ懸念を主因に拡大してきた2年10年利回りスプレッドの縮小はわずかで、現時点で金利先高観の後退は限定的のようだ
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