(ブルームバーグ):ファクトリーオートメーション(FA)大手のファナック株が一時19%安と急反落し、1986年9月以来約40年ぶりの日中下落率となった。今期(2027年3月期)の営業利益見通しを引き上げたものの市場予想に届かず、アナリストからは部材調達に課題があるとの声が出ている。
【アナリストの見解】
シティグループ証券(グレーム・マクドナルド氏)
- 営業利益見通しの引き上げはやや物足りず、保守的に映る
- 部材調達の問題は会社にとって頭痛の種で、第1四半期の売上高が前四半期比で減少した一因
- 第2四半期以降の為替前提は保守的で、会社は下半期にさらなる値上げ余地があるとの見方も示した
SMBC日興(谷中聡氏)
- 受注高が力強く印象はポジティブ
- 新たな会社計画では部材の追加調達に向けたコスト増影響が織り込まれた
- さらなる収益拡大期待を織り込むには部材不足の解消が求められる
ブルームバーグ・インテリジェンス(イアン・マー氏)
- 通期営業利益の伸び計画は市場予想と比べて保守的
- 積み上がった受注残を消化するために高い工場稼働率を維持できるかが、通期売上高目標の達成に向けた重要なポイント
- 部品調達の改善によって長期化している納期を短縮できれば、下期の利益上振れ余地が生まれる可能性
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