(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が、金融政策を決める定例会合を開催する頻度の見直しを提起したことが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。
関係者の1人によると、ウォーシュ氏が示した案の一つは、政策金利など金融政策を決める会合を年6回とし、重要な経済課題を議論する会合を年2回開くという内容だ。現時点では決定されていない。
関係者によると、ウォーシュ氏は先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、会合日程の見直しについて問題提起した。

FOMCは現在、ワシントンで年8回会合を開き、政策金利を決めている。この開催頻度は1980年代初めから続いており、政策決定会合の回数が減れば、連邦準備制度の運営方法の大きな転換となる。
関係者の1人によると、先週の議論では、政策判断の改善を目的に、政策決定の日程を主要な経済指標の公表や他の情報に、より適切に合わせられないかも焦点となった。
連邦準備制度の報道担当者はコメントを控えた。この議論については、米紙ニューヨーク・タイムズが先に報じていた。
会合日程の見直しは、トランプ米大統領の指名を受けて5月に議長に就任したウォーシュ氏が、政策決定やデータ活用のあり方を見直そうとしていることを示している。
ウォーシュ氏はこれまでにも、記者会見の回数を減らす可能性に言及したほか、金融政策決定後に公表する声明文を大幅に簡潔化した。また、情報発信のあり方やバランスシート運営などの分野で変更の可能性を検討する五つの作業部会の設置も発表している。
FOMC会合の日程
連邦準備制度は2026年の残る会合について、9月、10月、12月の日程をすでに設定しているほか、27年の会合予定も公表済みだ。連邦準備制度のウェブサイトには、「各会合の日程は、その直前の会合で正式に確認されるまでは暫定的なもの」との注記が掲載されている。この注記はウォーシュ氏の議長就任以前から記載されている。
FOMCの運営規則では、首都ワシントンで少なくとも年4回会合を開くことが定められており、必要に応じて年4回を超えて開催できる。
運営規則では「会合は議長の招集、または委員3人の要請により開催される」と定められている。
連邦準備制度は20年の新型コロナウイルス禍の初期など、経済や金融市場が大きく混乱した局面では、その都度、臨時会合を開いてきた。
FOMCは12人で構成される。ウォーシュ氏を含むワシントンのFRB理事7人のほか、FOMCの副議長を務めるニューヨーク連銀総裁、さらに12地区連銀総裁のうち毎年交代で議決権を持つ4人がメンバーとなる。
原題:Warsh Raises Rethink on Fed’s Policy Meeting Frequency, Timing(抜粋)
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