(ブルームバーグ):ベッセント米財務長官は、米国は円相場の「無秩序な」動きを抑えるために介入したと説明し、今後も日本を支援する用意があると表明した。一方、トランプ米大統領は、為替市場への介入は日本との友好の証しだとの認識を示した。
ベッセント氏は2日、X(旧ツイッター)への投稿で、「さらなる協調介入への参加もためらわない」とし、「米国は、円の著しい過小評価を是正するため、日本が断行した市場対応および金融政策を強く支持する」と述べた。
トランプ氏は2日、大統領専用機「エアフォースワン」内で記者団に対し、「彼らは少し助けを必要としていた。そしてわれわれは常に日本のためにいる」とし、日米の「良好な関係」を強調した。また「真珠湾攻撃はもちろん別として、日本はいつもわれわれに非常によくしてくれた」と語った。
また「何よりも、これは友好の証しだった」と述べた。
米国は介入によって何を得るのかと問われると、トランプ氏は「金銭的な利益」が得られると説明した。
トランプ氏は、今回の日米による為替協調介入を、昨年アルゼンチンと結んだ通貨スワップになぞらえた。この通貨スワップは超党派の批判を受けたものの、アルゼンチンは1月にスワップ枠からの借り入れを返済した。トランプ氏によると、米国はこの取引で最終的に250億ドル(約3兆9300億円)の利益を得たという。
トランプ氏の発言前、円相場は薄商いの中でやや上昇していた。先週、東京市場とニューヨーク市場で実施された日米の協調介入を受けて円相場が急反発しており、市場では3日にも追加の協調介入が行われる可能性への警戒感が高まっている。
トランプ氏の発言後、円相場は一時下落したものの、その後は対ドルでほぼ横ばいとなっている。
日米当局は現在、数十年ぶりともいえる緊密な連携の下で円相場の下支えに取り組んでおり、円安に賭ける市場参加者にとってリスクが高まっている。
原題:Bessent Says More Steps Possible on Yen as Trump Praises Japan(抜粋)
(ベッセント氏の発言を追加して更新します)
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