(ブルームバーグ):4月に起きた銃撃事件を受けて延期され、今月25日に改めて開催されるホワイトハウス記者協会の夕食会を控え、警備に当たる米シークレットサービス(大統領警護隊)のショーン・カラン長官は「24年間のキャリアで最も高い脅威が見られる」と述べた。「脅威のレベルは桁外れに高い」とし、トランプ大統領だけでなく、他の警護対象者や地方当局者へのリスクも高まっているとの認識を示した。
匿名のシークレットサービス当局者によると、今年扱われたリスク事案は約1万件に上り、要人警護に関する情報事案は前年から約40%増加した。精神疾患に関連する介入案件も前年同期比で約10倍に増えたという。
夕食会は4月25日にワシントン・ヒルトンで開かれたが、31歳の男が散弾銃を発砲し、中断されていた。新たな日程で開かれる夕食会は、ワシントンのウォルドルフ・アストリアに会場を変更した。カラン長官は当時の警備は機能したと説明し、「悪意を持った人物が現れることは想定している」と述べた。クイン副長官も今回は単なる前回のやり直しではなく、大統領や閣僚らが集まる警護対象施設として対応すると強調した。
クイン副長官はイランがトランプ氏殺害を公言していることなど、国外からの敵対行為に加え、ドローンによる攻撃を最優先の脅威に挙げ、「米国で事件が起きるのは時間の問題だ」と警告した。また2024年のトランプ氏暗殺未遂事件では、事前の警備体制に不備があったことを認め、対策に多額の投資を進めていると説明した。
原題:Secret Service Sees Record Threats Before Correspondents Dinner(抜粋)
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