26日の米株式相場は下落して始まった後、小幅高で推移している。AI相場をけん引してきた半導体メーカー株は売られている。AIへの巨額投資が、同業界の高い株価水準を正当化できるのかとの懸念が背景にある。

強気相場をけん引してきたハイテク業界の先行きに対する警戒感が、ウォール街で強まっている。幅広いハイテク企業が堅調な業績を示しているにもかかわらず、投資家は今年のAI相場をけん引してきた銘柄の利益確定売りを進めている。フィラデルフィア半導体株指数は一時5%超下落した。

S&P500種株価指数は消費者マインド指数の改善を受けて、構成銘柄の大半が上昇している。

ニューヨーク時間午前11時44分現在の株価指数

対話型AI「ChatGPT」を手掛けるOpenAIが新規株式公開(IPO)を2027年まで先送りする方向に傾いていると、米紙ニューヨーク・タイムズが25日に報じた。また、韓国のサムスン電子とSKハイニックスが、数千億ドル規模の新規投資計画を29日に発表する準備を進めているとも伝えられた。こうしたニュースは、ハイテク株相場の上昇持続力への期待を見直すきっかけとなった。

ガベリ・ファンズのジョン・ベルトン氏は、足元のハイテク株の値動きについて、「売り相場というよりも、一時的な調整局面と捉えている」との見方を示した。その上で、「ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)がAI時代に取り残される状況になるとは考えていない。むしろ、今後何年にもわたり、経済全体へのAIの普及を後押しする基盤を構築しているとみている」と付け加えた。

原油相場は下落基調が続いている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は前日終値比で約4%下落し、1バレル=69ドル近辺で推移している。

外国為替市場では、円はニューヨーク終値比0.1%ほど上昇し、1ドル=161円60銭台で取引されている。

原題:Stocks Waver at End of Bruising Week for AI Trade: Markets Wrap(抜粋)

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