関西電力は子会社が持つ競合他社の顧客情報1万4000件以上を社員が不正に閲覧していたと明らかにしました。

関西電力によりますと、去年12月までの3か月間で社員など730人が「新電力」と呼ばれる競合他社の顧客情報1万4657件を不正に閲覧していたということです。

社員らは子会社にあたる送配電会社のデータベースを勝手に閲覧していましたが、電気事業法では顧客情報の親会社への共有は禁止されています。

関電の調査で不正に閲覧した社員の4割は「法律上の問題になり得る」と認識していたものの、一部は営業活動にも利用されていたことも明らかとなりました。

また、東北電力も社員が子会社の端末を利用して競合他社の顧客情報を不正に閲覧していたと明らかにしました。