中国国防部が空母「遼寧」などの訓練中に「日本から挑発や妨害があった」と主張していることについて、海自トップの齋藤海幕長は「関係法規に基づいて適切に対応している」と述べました。

齋藤聡 海上幕僚長
「我が国の警戒監視、情報収集などの体制を緩めることが、力による一方的な現状変更や、その試みをますます助長させてしまうことになる」

中国国防部は、中国海軍の空母「遼寧」を中心とした部隊がおよそ40日間の訓練を終え、きのう(22日)中国へ帰港したと発表しています。

この期間中に防衛省は、▼日本の太平洋側で複数の戦闘機などが「遼寧」を離着陸している様子を先月28日までにおよそ170回確認したほか、▼中国海軍の最新鋭の艦艇とともに航行している様子を確認したと発表しています。

一方、中国国防部は「訓練は年間計画に基づく定例訓練」としたうえで、「日本の艦艇や航空機が繰り返し至近距離での追跡や監視を行い、妨害や挑発行為を行った」と主張しています。

これに対し、海自トップの齋藤聡海上幕僚長はきょう(23日)の会見で、「海上自衛隊は国際法をはじめとする関係法規に基づいて適切に対応している」と述べ、「引き続き隙のない警戒監視を堅持していきたい」と語っています。