これから豪雨などの災害が心配な季節となりますが、あす(28日午後)から「警報」や「注意報」など気象庁が発表する「防災気象情報」が新しくなります。これまでと何が、どう変わるのでしょうか?

「複雑でわかりにくい」指摘受け…「防災気象情報」が変わる 

毎年、甚大な被害をもたらす豪雨災害。

災害が起こるおそれが高まると、気象庁から発表されるのが「注意報」や「警報」などの「防災気象情報」です。

しかし、現在の「防災気象情報」は40種類以上。

これに対し、「複雑でわかりにくい」というような指摘を受け、気象庁は今回、大幅な見直しを実施。新たな「防災気象情報」を28日の午後から提供します。

まず、大きく変わるのが「5段階の警戒レベル」に相当する「情報の名称」です。

「土砂災害」の情報を例にとってみると、現在は「大雨特別警報」「土砂災害警戒情報」「大雨警報」「大雨注意報」となっていますが、28日からは、「土砂災害特別警報」「土砂災害危険警報」「土砂災害警報」「土砂災害注意報」と、すべてに「土砂災害」が明示され、災害の現象がわかりやすくなります。
  
そして、それぞれの災害情報には「警戒レベル」が明記され、求められる避難行動がどの段階にあるのか理解しやすくなります。

また、レベル4にあたる「危険警報」が追加されます。国は、レベル4の「危険警報」のうちに避難を完了するよう求めています

その理由は、2025年8月に九州などを襲った豪雨です。

「特別警報」が発表された熊本県では、関連死を含め6人が死亡。1人が行方不明となりました。

「特別警報」、つまりレベル5に相当する状況では、すでに災害が発生している可能性が高く、自治体に定められた避難場所などを目指すことは、かえって危険となる場合もあるのです。