袴田巌さんの姉・ひで子さんは、再審制度の見直しをめぐる刑事訴訟法改正案について争点の「証拠の開示」と「抗告の禁止」が盛り込まれない場合は、法案成立を急ぐべきではないと訴えました。

袴田ひで子さん
「巌の身に起きたことが、この世界から冤罪をなくすことに繋がるように、切に願っております」

1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑判決を受け、その後、再審無罪となった袴田巌さんの姉・ひで子さんは、中道・立憲・公明の野党3党の会合に出席しました。

ひで子さんは今の再審制度の改善を訴えていますが、きのう審議入りした改正案の争点である「証拠の全面開示」と「検察官の抗告の禁止」の必要性については「急いで変なものを作られるよりはよっぽど良い」として、法案が修正されなければ今の国会での成立を目指すべきではないとの考えを示しました。

ひで子さんはその後、自民党内の議論で検察官抗告の全面禁止を強く主張した稲田元政調会長とも国会内で面会し、意見を交わしました。

袴田ひで子さん
「逃げ道のない再審開始法を望んでおります。『良い証拠』も『悪い証拠』も全部出して開示してもらいたいと。フェアに戦わせていただきたい」

稲田氏も「法案は不十分な部分もあるが、まず一歩踏み出すことが重要だ。実際の救済につながるよう尽力したい」と応じました。