核軍縮への道筋などを話し合うNPT再検討会議が最終日を迎え、国連本部では最終文書の採択に向け、会合が行われています。

アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれているNPT=核拡散防止条約の再検討会議は、全会一致が必要な最終文書の採択に向けた話し合いが行われています。

4度の改訂を経て各国に配布された最終文書案では、採択にこぎ着けるため内容がさらに絞り込まれました。

北朝鮮をめぐって、前回までは「朝鮮半島の非核化に揺るぎない支持を表明」「北朝鮮は核保有国の地位を得られない」などとしていましたが、最新の案では項目ごとすべて削除されました。さらにウクライナのザポリージャ原発について、安全を重視するとした記述も削除されています。

また、イランの核問題をめぐり「イランはいかなる核兵器も決して追求、開発、取得してはならない」という部分については、合意に達していないことを意味する括弧でくくられていて、記述を残すよう求めるアメリカと削除を求めるイランの対立が続いているとみられます。

最終文書は全会一致が必要ですが、過去2回の会議では中東やロシアをめぐって意見が割れ、採択できていません。

今回も採択できなければ、「条約の空洞化が始まる」と危惧する声が高まっている中、採択へとこぎ着けられるのか予断を許さない状況が続いています。