2008年のリーマン・ショックで深刻化した世界的な金融危機を受け、再発防止に向け「米金融規制改革法(ドッド・フランク法)」成立などに尽力した米民主党のバーニー・フランク元下院議員が19日、死去した。86歳だった。

ボストン・グローブ紙が引用した長年の友人ジム・シーゲルさんからの情報によれば、フランク氏は米北東部メーン州オガンクイットの自宅で亡くなった。

米政治ニュース専門サイト、ポリティコが今年4月に伝えたところでは、うっ血性心不全でホスピスケアを自宅で受けていたという。

フランク氏は東部マサチューセッツ州の連邦下院選挙区で初当選後、1981年から2013年まで32年間にわたり民主党の下院議員として活躍し、07年から下院金融委員会の委員長を務めた。

下院金融委員長に就任した数カ月後には、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の金融資産の損失が危機的レベルに達し、当時のジョージ・W・ブッシュ政権のポールソン財務長官、バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長と共に問題資産購入プログラム(TARP)の創設に力を注いだ。

さらに民主党のドッド上院議員(当時)と2人の名を冠したドッド・フランク法の制定(10年)を主導し、大恐慌以来で最も抜本的な金融規制改革の実現に貢献した。同性愛者であることを公言し、性的少数者の権利を擁護するリベラル派の政治家としても知られた。

バーニー・フランク元米下院議員

原題:Barney Frank, Key Lawmaker in Financial Crisis, Dies at 86 (1)(抜粋)

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