日本銀行の小枝淳子審議委員は21日、金融政策運営について、今後は政策金利を適切なペースで引き上げて、物価高への対応を進めることが適切との見解を示した。福岡県金融経済懇談会で講演した。

他の発言

  • 引き続き政策金利を引き上げ、緩和度合いを調整していくことが必要
  • 金融環境は利上げ以降も含め、緩和的な状況が続いている

日銀は4月の金融政策決定会合で政策金利を0.75%程度に維持することを決めた。9人の政策委員のうち中川順子、高田創、田村直樹の3人の審議委員が反対し、1.0%程度への利上げを提案した。増一行審議委員も14日の講演で早期利上げの必要性を主張。日銀内で物価上振れへの警戒感が強まる中、小枝委員の見解が注目されていた。

小枝氏は、昨年3月に早稲田大学政治経済学術院教授から日銀審議委員に就任した。前回の昨年11月の講演では、極めて低い水準にある実質金利を均衡状態に戻していく金利正常化を進めることが、「将来に意図せざるゆがみをもたらさないためにも必要だ」と語った。

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