あいち銀行を傘下に持つあいちフィナンシャルグループ(FG)と三十三銀行を傘下に持つ三重県の三十三フィナンシャルグループは13日、2027年4月1日付で経営統合することで基本合意したと発表した。

統合新会社の社名や統合比率などは今後詰める。統合した持ち株会社の傘下に両行がぶら下がる形を予定している。連結総資産は単純合算で11兆6000億円を超える。ひろぎんホールディングスや京都フィナンシャルグループに迫る規模となる。

経営統合によって両社の間接部門の一体的な運営や共同店舗による店舗網の最適化などを通じて、経営の効率化を図る。統合による規模のメリットを生かし、デジタル戦略や新たな事業領域への参入によって競争力を強化するとしている。

「金利のある世界」が到来し、預金獲得を巡る競争が激しくなる中、地方銀行の間で県境をまたいだ経営統合を含めた再編機運は高まっている。静岡銀行を傘下に持つしずおかフィナンシャルグループと名古屋銀行は3月、28年4月をめどに持ち株会社方式による経営統合で基本合意したと発表した。

経営統合で基本合意したことを好感し、この日のあいちFGの株価は一時前日比9.1%高の1626円、三十三FGは同11%高の1861円までそれぞれ上昇した。

あいちFGには、地銀に積極的な投資を行っている投資ファンドのありあけキャピタルが10%超を出資している。同ファンドによる投資動向は再編の引き金になる可能性があるとして、市場関係者の注目を集めている。

(会社側の正式発表を受け、内容を加えて記事を更新します)

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