アメリカの規制当局は、アルツハイマー病の治療薬として日本の製薬大手エーザイなどが開発した新薬を条件付きで承認したと発表しました。

アメリカのFDA=食品医薬品局は6日、エーザイとアメリカの製薬会社が共同で開発した「レカネマブ」をアルツハイマー病の治療薬として迅速承認したと発表しました。

FDAの発表によりますと、患者に投与した結果、アルツハイマー病の原因物質とされる異常なタンパク質「アミロイドβ」を脳内で減らす効果を確認。病気の進行そのものを抑える効果が期待されています。

エーザイは、最終段階の治験データをもとに速やかに完全な承認申請を行うとしています。