(ブルームバーグ):ニュージーランド(NZ)政府は、自然観光地を訪れる外国人旅行者に対し料金を課す計画を進めている。ポタカ自然保護相が明らかにしたもので、一部の主要な観光地が対象となる。
ポタカ氏は声明で、政府が7日に「自然保護改正法案」を提出したと発表。この法案により、特に来訪者の多い一部の観光地で入場料を導入できるようになるほか、企業が自然保護地域で事業を行うための許可取得も容易になるという。
NZは、インドのタージマハルやペルーのマチュピチュなど、外国人に入場料を課す他国の観光地と同様に制度を導入することになる。政府は以前、ミルフォード・サウンドやトンガリロ・アルパイン・クロッシング、カセドラル・コーブなどの人気観光地が対象となる可能性を示している。
ポタカ氏は、「NZ人が海外で国立公園や観光地への入場料を支払うのと同様に、今回の変更により、NZの最も象徴的な自然保護地域を利用する外国人観光客から、相応の貢献を得ることができるようになる」と述べ、国民は「引き続き無料で利用することができる」とした。
同氏によると、政府は同制度により年間約6000万NZドル(約56億円)の収入を見込んでおり、資金は自然保護や生物多様性の保全、遺産地、遊歩道、山小屋、観光インフラへの再投資に充てられるという。
料金の徴収方法や金額に関する詳細は明らかにされていない。現地メディア「スタッフ(Stuff)」は、ポタカ氏の発言を引用し、現在も最終調整中だと先に報じていた。
同ニュースサイトによると、当局は1回の訪問につき20-40NZドルを基準とした試算を行っており、場所によっては50NZドルまで上がる可能性もある。これは太平洋地域の他の観光地と比較しても大きくかけ離れたものではないという。
原題:New Zealand Takes Next Steps to Charge Foreign Tourists More(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.