ウクライナ侵攻をめぐりロシア側が一方的に表明した36時間の停戦。ロシア国防省は「停戦後もウクライナ軍が砲撃を継続している」と発表しました。
ロシアのプーチン大統領はロシア正教のクリスマスにあたる7日、モスクワのクレムリンにある聖堂で礼拝に出席。何度も胸の前で十字を切り、祈りを捧げました。
そのプーチン氏、5日にクリスマスにあわせ、日本時間の6日午後6時から36時間の停戦に入ると一方的に表明。
これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア軍が態勢を立て直すための口実にすぎないと不信感を示していました。
そんななか、ロシア国防省は6日、「停戦後もウクライナ軍が住宅地やロシア軍陣地への砲撃を継続している」と発表しました。
東部ドネツク州の親ロシア派幹部は「敵の挑発には反撃する」と表明していて、ロシア側の「停戦」がどこまで実態を伴うかは不明です。
一方、ウクライナの大統領府長官顧問は南部へルソンで砲撃があったとして「これが“停戦”の本質だ」と非難しています。

アメリカ同時多発テロから24年 ニューヨークで追悼式典 約3000人の犠牲者の名前が遺族によって読み上げられる