「まれにヒト・ヒト感染の可能性も」日本で流行のリスクは?

自然や野生動物との触れ合いが楽しめるクルーズツアー。大西洋を縦断しながら野鳥を観察したり、ペンギンやアザラシの楽園として知られる南極近くの島を訪れたり、アルゼンチンを出発し、35日間かけてカーボベルデに向かう行程でした。
ネズミ類が多く生息する島もあり、WHOはそこで感染した可能性があると発表。ただ、最初に死亡した夫婦については、発症時期が早いことから乗船前から感染していた可能性があるとみています。
ヒトからヒトへの感染がまれに起こるのは、ハンタウイルスの「アンデス株」で、死亡した女性と現在治療中の男性からこのアンデス株が検出されたといいます。

症状は発熱や咳、嘔吐や下痢を伴うことも。急速に悪化すると呼吸不全を起こして死亡することがあります。

大阪大学医学部 忽那賢志教授
「肺に強く炎症が起こるタイプは重症度が高くて、10%台あるいは50%近くの人が死亡したという報告もある。今のところは有効な治療薬はない」
潜伏期間は2週間以上と長いのが特徴です。感染症に詳しい忽那教授は、現時点では日本国内に持ち込まれるリスクは低いとした上で…

大阪大学医学部 忽那賢志教授
「これからクルーズ船の中で感染者が増えてくるとか、既に上陸している人とか、最初の症例に関連して、船以外で感染した人がたくさん出てくるようであれば注意が必要」