(ブルームバーグ):富士通株が30日、一時前営業日比14%安の3178円を付け、2015年5月1日以来の日中下落率となった。同社が28日に発表した今期(2027年3月期)の営業利益見通しは4150億円と、市場予想(4289億円)を下回った。
増収や採算性の改善で営業利益は過去最高水準の見通しだが、市場の期待には届かなかった。同社は1500億円を上限とする自社株買いの実施も発表していた。
シティグループ証券アナリストの芝野正紘氏はリポートで、市場予想を下回ったことはおおむね同証の想定通りとしたが、それでもややネガティブな要素とし、株価は短期的には下落する可能性があると指摘した。一方で収益改善の見通しが明確なことや、防衛分野や量子コンピューターなどのテーマを考慮すると、株価は遠からず上昇に転じる可能性もあるという。
ジェフリーズ証券アナリストの佐藤博子氏は、前期の第4四半期(26年1-3月期)の売上高はやや軟調で、第一印象は一長一短あるとした。自社株買いと配当性向の引き上げは好材料となったと述べた。
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