防衛費の増額をめぐり、自民党内に増税以外の財源について議論する特命委員会が今月中に設置される見通しとなりました。

午前中に開かれた自民党の役員会で萩生田政調会長は、防衛費について「税以外の財源の具体的なあり方について丁寧に議論をし、国民の皆様にも納得していただけるようにしていきたい」と述べました。その上で、自らをトップとする特命委員会を設置し、今月中に活動を開始すると表明しました。

これまでも萩生田氏は、増税以外の手段についても十分な検討を尽くすべきとの認識を示しています。

また、役員会で岸田総理は、23日に召集される予定の通常国会に向けて、「先送りが許されない難しい課題に逃げずに一つ一つ答えを出していくことこそが責任政党の歴史的使命だ」と意気込みを述べました。