ゼロコロナ政策を急激に緩和した中国ですが、8日から廃止予定の入国時の集中隔離が上海など一部の都市では既に行われていないことがわかりました。
中国では先月から、ゼロコロナ政策を大幅に緩和し感染が急拡大しています。
記者
「中国では入国後に厳格な集中隔離を強制していて、私もおととし、こちらのホテルで2週間にわたって隔離を強制されました」
現在施設で5日間、その後自宅で3日間の集中隔離となっていますが、中国政府は8日から、これを廃止するとしています。
しかしきのう、日本発の便で上海に到着した男性によると、空港からホテルに移送されたものの、その場で帰宅を許可されたということです。
日系企業現地法人の社長
「何回も確認したけど家に帰っていいと言われ、自宅に戻ってきた。心中複雑ですが、家に帰れることが嬉しかった」
きのう、日本から遼寧省大連市に到着した乗客も空港からそのまま帰宅が許されたということで、入国時の集中隔離は廃止される8日を前に既に形骸化しているとみられます。

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