(ブルームバーグ):ヘッジファンド会社ブレバン・ハワード・アセット・マネジメントが今夏、東京オフィスを開設する計画だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。日本市場での取引機会を取り込もうとする世界的な金融大手の動きに追随する。
非公開情報だとして匿名を理由に話した関係者の1人によると、ブレバン・ハワードはまず新丸の内センタービルに暫定的にオフィスを設ける。その後、逼迫(ひっぱく)する東京のオフィス市場で恒久的な拠点を探すという。また日本国債、円スワップ、金利ボラティリティーを取引する人材を含む複数の投資関連ポジションで採用を進めている。
ブレバン・ハワードの担当者はコメントを控えた。2002年創業の同社は現在、世界有数のヘッジファンド運用会社の一つ。06-08年ごろには東京に小規模なリサーチ拠点を置いていたが、投資やマーケティングの人員は配置していなかった。
日本政府は東京の金融ハブとしての地位を香港やシンガポールと競える水準へ高めようとしている。日本でのインフレ回帰により金利市場が活性化し、コーポレートガバナンス(企業統治)改革も投資リターンやディールメーキングを押し上げている。
ブラックストーンやアレス・マネジメント、ヒルハウス・インベストメント・マネジメント、ダイモン・アジア・キャピタルなども、日本での投資拡大や日本専任チームの拡充を進めている。
世界の金融機関は日本での人材確保を急いでいる。日本は長年にわたり停滞していたが、東京でのオフィス開設は海外移転を望まない人材の採用に資するほか、国内市場や企業へのアクセス向上にも寄与する。
ブレバン・ハワードの旗艦ファンドである「マスター・ファンド」の運用資産は117億ドル(約1兆8600億円)。マルチストラテジー型の主要ファンド「アルファ・ストラテジーズ・ファンド」の運用資産は約113億ドル。
原題:Brevan Howard Plans Tokyo Office, to Hire Traders in Hub Boost(抜粋)
--取材協力:Lisa Du.
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