アメリカの調査会社ユーラシアグループが「今年の10大リスク」を発表し、1位に「ならず者国家ロシア」を挙げました。
アメリカの著名な政治学者のイアン・ブレマー氏が設立した政治リスク調査会社「ユーラシアグループ」は、恒例となっているその年の10大リスクを発表しました。
最大のリスクにはウクライナ侵攻を続けるロシアを挙げ、「世界で最も危険なならず者国家へと変貌し、世界全体にとって深刻な安全保障上の脅威となるだろう」と指摘しました。
プーチン大統領については、「西側諸国とウクライナに対して行動を加速しても、失うものがほとんどない」と分析しています。
2位には「権力が最大化された中国の習近平国家主席」を挙げ、共産党指導部を側近で固めてチェック機能が働かないため「大きな誤りを犯す可能性も一気に大きくなった」と警告しました。
そのほか、▼4位に世界同時不況の主な要因となる「インフレの衝撃波」、▼続いて、女性や若者を中心としたデモが国内に広がる「追い詰められたイラン」などをリスクとして指摘しています。

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