新型コロナの感染拡大について、アメリカが中国に対して透明性のあるデータの提供を求めたことで、中国政府は「つねに責任ある態度で共有している」などと反論しました。

アメリカ国務省のプライス報道官は3日の記者会見で、アメリカが水際対策を強化したことについて、「科学にのみ基づくアプローチだ」とした上で、中国から適切かつ透明性あるデータが提供されないために行うものだと説明しました。

これに対し、中国外務省の毛寧報道官は、4日の記者会見でこう反論しました。

中国外務省 毛寧報道官
「中国は、常に責任のある態度で国際社会と情報やデータを共有している」

また、世界的な新型コロナ対策や経済の回復に関して、「中国政府は責任ある政策と措置を取り、最大限努力を尽くし、重要で積極的な貢献をしている」などと主張。アメリカにコロナの状況を政治化するような言動をやめるよう求めました。