クーデターで実権を握ったミャンマー軍は4日、政治犯ら7000人あまりに恩赦を与え、釈放しました。
ミャンマー軍は国の独立記念日である4日、国営テレビの放送を通じて、収監されている政治犯ら7012人に恩赦を与え、釈放すると発表。
ヤンゴンのインセイン刑務所前には、釈放された人々を出迎えるため、多くの家族らが押しかけました。
汚職などの罪による受刑者は対象外とされていて、アウン・サン・スー・チー氏など民主派幹部らが即釈放されることはない模様です。
軍側には、今年実施される予定の総選挙を前に、融和姿勢をアピールする思惑もあるとみられていますが、スー・チー氏はこれまでにあわせて33年の刑期を言い渡されていて、国際社会からは、強い批判とともに早期解放を求める声が相次いでいます。

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