東京電力ホールディングス(HD)は16日、柏崎刈羽原子力発電所6号機の営業運転を午後4時に再開した。同社の広報担当者が明らかにした。イラン戦争による中東のエネルギー供給は制約を受けており、電力の安定供給を支える動きとなる。東京電力の広報担当者が明らかにした。

中東情勢の緊迫化による影響で、日本は電力供給の安定確保のため、効率の低い施設を含め石炭火力発電への依存度を高めざるを得なくなっている。赤沢亮成経済産業相によると、定格出力で稼働を続けた場合には、ホルムズ海峡経由で輸入している液化天然ガス(LNG)の約3割を年間で節約する効果がある。

柏崎刈羽原発

韓国も停止していた原子炉を再稼働させたほか、定期点検中の他の原子炉の再稼働を急ぐ。エネルギー供給の確保に向け、石炭火力発電の柔軟な活用も検討している。国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は今月初め、フィナンシャル・タイムズ紙に対し、中東危機が世界的な原子力回帰を招く可能性があると指摘した。

柏崎刈羽原所6号機は東電HDにとって唯一稼働可能な原発だが、その再稼働は順調ではなかった。1月に原子力規制委員会(NRA)の監視下で正式に手続きが開始され、2月末の運転開始が予定されていたが、電気系統などの問題で最終検査は今月にずれ込んだ。

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