(ブルームバーグ):オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングは15日、2026年通期の売上高見通しを上方修正した。世界的な人工知能(AI)投資の急増を受け、先端半導体製造装置への需要が拡大する状況を反映した。
ASMLの発表によれば、通期の売上高見通しは360億-400億ユーロ(約6兆7400億円-7兆4900億円)と、従来の340億-390億ユーロから引き上げられた。一方、4-6月(第2四半期)の純売上高見通しは84億-90億ユーロと予想(90億7000万ユーロ)を下回り、通期の見通し改善に影を落とした。
ASMLは、先端半導体の製造に必要な最先端のリソグラフィー装置を生産する唯一のメーカーであり、データセンターでAIモデルの学習・運用の基盤となるエヌビディアのAIアクセラレーター製造にASMLの製品は欠かせない。
クリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は「供給が当面需要に追いつかないと予想している。AIからモバイル、PCに至るまでエンドマーケット(末端市場)で厳しい供給制約が生じている」と説明した。
巨大データセンターで高度な計算能力を構築し、クラウドサービスなどを提供するマイクロソフトやグーグルの親会社アルファベットなど「ハイパースケーラー」のほか、OpenAIやアンソロピックのようなスタートアップ企業は、AI関連インフラに合計で数兆ドルの投資を計画している。
こうした状況を背景にASMLの株価は年初来で39%上昇している。この日発表した今年1-3月(第1四半期)の純売上高は87億7000万ユーロと、ブルームバーグが集計したアナリスト予想(86億9000万ユーロ)とほぼ一致した。
原題:ASML Raises 2026 Sales Forecast as AI Demand Fuels Growth (1)(抜粋)
(4-6月の売上高見通しなどを追加して更新します)
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