(ブルームバーグ):イスラエルの対外情報機関モサドのバルネア長官は、イランの体制転換を実現すべくさらなる秘密工作を行うと表明した。米国がイランとの新たな和平交渉を調整する一方で、イスラエルは対決を続けると暗に認めた格好だ。
バルネア氏によると、米国と協調したイランの軍事・核関連施設、インフラに対する空爆だけで47年に及ぶイランの聖職者支配を終わらせることができるとは、イスラエルも考えていなかった。
バルネア氏は14日、「われわれの任務はまだ完了していない」と述べ、「この過激主義者による体制を転換させてはじめて、責務を果たしたと言うことができる。この体制はイスラエルの破壊を目指している。この世から消さなければならない」と主張した。
モサドが何を行う可能性があるのか、バルネア氏は詳しく触れなかった。イスラエルは長年にわたりイランで秘密工作を展開してきたが、モサドが体制転換を目指していると明言するのはまれ。この発言は、来週期限が切れる停戦を延長し、より恒久的な和平合意の可能性を探る米国とイランの不信をいっそう深める恐れもある。
バルネア氏は6月に退任する予定。ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が先週報じたところによると、1月にホワイトハウスで行われた非公開協議で、同氏はモサドが「イランの反体制派をたきつけて暴動や反乱を引き起こし、イランを体制崩壊に至らしめることも可能」だと示唆したという。
原題:Mossad Says Israel Will Keep Trying to Topple Iran’s Government(抜粋)
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