(ブルームバーグ):米東部では今週、この時期として記録的な高温が予想されている。週半ばまでにニューヨークや首都ワシントンに蒸し暑さをもたらし、電力需要の急増も見込まれる。
米国立気象局(NWS)によると、ワシントン中心部のナショナル・モールでは15日に最高気温が華氏94度(摂氏34度)に達する見通し。ニューヨークのセントラルパークでは華氏87度(摂氏31度)が予想されている。猛暑は中部大西洋沿岸や南東部の広範囲に及び、少なくとも165地点で日別の記録を更新する可能性がある。
ワシントンでは通常、最高気温が華氏90度(摂氏32度)を超えるのは5月19日頃で、今年は異例の早さで猛暑が訪れることになる。電力需要を押し上げる公算が大きい。
高温により鉄道のレールや架線が膨張することで、列車の減速運行など交通への影響も懸念される。米東部13州の電力網を運営するPJMインターコネクションは、「電力需要(負荷)の増加が見込まれる」として高温警報を発令した。
PJMは「これらの地域で気温が90度に迫ると予想されており、4月中旬としては異例」と指摘した。
猛暑は少なくとも17日までワシントンおよび南部で続く見通し。乾燥した天候と高温により、ニューヨークやペンシルベニア、ニューイングランド南部、ジョージア州の一部など東部各地で山火事のリスクも高まっている。
米気象予測センター(WPC)の予報官ジョー・ウェグマン氏は、フィラデルフィアでも15日に華氏89度に達して記録を更新する見通しだが、暑さのピークは同市およびニューヨークで16日以降に和らぐと予測した。
数週間前には、カリフォルニア州や南西部で記録的な異常熱波が発生。同地域にとって重要な積雪を溶かし、年内の干ばつや山火事のリスクが高まっている。
原題:New York, Washington Set to Swelter Under Record Heat Next Week(抜粋)
--取材協力:Naureen S Malik.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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