台湾の蔡英文総統は、新年の挨拶で中国に向け「平和と安定は各当事者の共同責任だ」として対話や協力を呼びかけました。
新年の挨拶の中で蔡英文総統は、去年8月に中国が台湾を取り囲む形で大規模な軍事演習を行ったことに触れ、「台湾の粘り強さと自由を守る決心を世界に示した」と主張。
中国側をけん制した一方で、こう呼びかけました。
蔡英文総統
「台湾と中国の平和と安定は各当事者の共同責任であり全ての人の共通の期待であるよう、中国側には呼びかけたい」
また、新型コロナや政治、経済など台湾と中国は共通する多くの問題に挑んできたとし、戦争は問題を解決する選択肢ではないと述べ、対話や協力の必要性を訴えました。

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