北海ブレント原油先物が時間外取引で急落し、一時バレル当たり105ドルを割り込んだ。

パキスタンのシャリフ首相が米国に対して2週間の交渉期限延長、イランに対して同期間のホルムズ海峡開放を求めたことに反応した。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物も時間外取引で下げに転じた。

この日の原油相場は、トランプ大統領が自ら定めたイランとの交渉期限が米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)に迫る中、相反するニュースに振り回される展開となった。

WTI先物5月限は前日比54セント(0.5%)高の1バレル=112.95ドルで通常取引を終了。一時は117ドルを突破する場面もあった。北海ブレント先物6月限は50セント(0.5%)下落して109.27ドルで引けた。

米軍は朝方、イランの原油積み出し拠点であるカーグ島の軍事目標を攻撃。トランプ氏は「一つの文明全体が今夜滅び、二度と戻ることはないだろう」とSNSに投稿し、イランを改めて威嚇した。

その後、イランは米国との停戦協議を停止したと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が報じる一方、ニュースサイトのアクシオスは過去24時間に米・イランの協議で進展が見られたと伝えた。

戦略国際問題研究所(CSIS)の中東プログラム責任者、モナ・ヤクービアン氏は「ノイズが非常に多く、それらをすべて切り抜けて、どこに真のシグナルがあるのかを理解するのは本当に難しい」と述べた。

一方、S&Pグローバル・エナジー傘下のプラッツによると、原油現物取引の世界的指標であるデイテッド・ブレント(積載日確定後のブレント原油)は一時1バレル=144.42ドルに達し、最高値を更新した。ホルムズ海峡の事実上封鎖に伴う原油輸送の停滞を背景に、現物の供給逼迫(ひっぱく)が意識されている。

原題:Brent Oil Slides as Pakistan Urges Iran to Open Strait of Hormuz、Oil Edges Higher in Choppy Trading Before Trump’s Iran Deadline(抜粋)

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--取材協力:Charles Gorrivan.

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