ニューヨークのラガーディア空港で22日遅く、着陸直後のエア・カナダ・エクスプレス機が地上車両と衝突した。これを受け、米連邦航空局(FAA)は同空港の閉鎖を命じた。

NBCニュースは事情に詳しい関係者の話として、この事故で操縦士と副操縦士が死亡したと報道。ニューヨーク・ニュージャージー港湾局も操縦士2人の死亡を確認した。米国家運輸安全委員会(NTSB)は、事故を調査するため23日に調査チームを派遣するとX(旧ツイッター)に投稿した。

同空港は少なくとも現地時間23日午後2時まで閉鎖される。

エア・カナダ・エクスプレス機の運航会社であるジャズ・アビエーションは発表文で、事故機はモントリオールを出発し、乗客72人と乗員4人が搭乗していたと明らかにした。現場の写真からは、コックピットを含む機首が押しつぶされ、機体から機材がぶら下がっている様子が見て取れる。

ニューヨーク市警によると、エア・カナダ機は消防車両と衝突。FAAの命令は米国内およびカナダからの到着便が対象となる。

事故当時の航空管制の通信記録によると、「トラック1号および同行車両」が、エア・カナダ機が着陸予定だった第4滑走路を横断するよう伝えられた。恐らく航空管制官と思われる身元不明の声が、トラック1号に対し「デルタ地点で第4滑走路を横断せよ」と指示した。

だが、続いて同じ声が「止まれ、止まれ、止まれ、トラック1号、止まれ、止まれ、止まれ。トラック1号、止まれ」と慌てた様子で呼び掛けた。

その後、管制官とみられるこの声は操縦士に対し、「車両と衝突したのが目視できる。そのまま待機して下さい。動けないのは承知している。現在、車両が対応に向かっている」と伝えた。

22日の事故前のラガーディア空港では、悪天候により運航に混乱が生じていた。ジャズ・アビエーションの発表文によると、事故は午後11時47分頃に発生した。フライトレーダー24の記録によると、衝突した機体は使用年数20年のCRJ-900LR型機だった。

ラガーディア空港はニューヨーク地域で便数が3番目に多い空港で、国内線を中心に年間3000万人以上が利用する。

原題:Air Canada Jet Hits Truck at LaGuardia; Both Pilots Killed (3)(抜粋)

--取材協力:Danny Lee、Siddharth Philip.

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