イランの新たな最高指導者に選出されたモジタバ師が初めて声明を発表し、「報復を決して放棄しない」と徹底抗戦していく姿勢を強調しました。

モジタバ師の声明
「殉教した人々の血の報復を決して放棄しない。特に小学校の子どもたちに対する罪を決して許さない」

声明は12日、国営テレビのキャスターが読み上げる形で伝えられ、モジタバ師は「近隣諸国にあるアメリカの基地を攻撃する」として、アメリカに対し、基地をただちに閉鎖するよう警告しました。また、事実上封鎖しているホルムズ海峡については「敵に圧力をかける手段として、封鎖を継続すべきだ」としています。

この声明後、イランの革命防衛隊はSNSに「最高指導者の指示に応え、ホルムズ海峡の封鎖戦略を維持しながら、侵略してきた敵に対して最も激しい攻撃を加える」と投稿しました。

一方、トランプ大統領は「アメリカは世界最大の産油国だ。原油価格が上昇すれば、我々は大きな利益を得ることになる」と自身のSNSに投稿。より重要性を持つのは「邪悪な帝国イランが核兵器を保有し、中東と世界を破壊するのを阻止することだ」と強調しました。

こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相はイランへの攻撃後、初めて記者会見を開き、モジタバ師について「革命防衛隊の操り人形で、公の場に姿を出せない」と述べました。そのうえで「テロ組織の指導者に生命保険はかけられない」とし、今後、モジタバ師を標的にする可能性を示唆しました。

イラン側がホルムズ海峡封鎖の継続を表明する中、アメリカのWTI原油先物価格は一時、前の日よりも11%高い1バレル=97ドル台まで急上昇。再び1バレル=100ドルの大台が視野に入ってきていて、市場の動揺が続いています。