アメリカとイスラエルによるイランへの軍事作戦が続く中、イラン側は石油輸送の要衝、ホルムズ海峡を事実上封鎖し、民間船舶への攻撃を続けていて、原油供給への不安は強まっています。

激しい炎を上げるタンカー。イラクの国営通信は12日、ペルシャ湾のイラク沖で石油タンカー2隻が攻撃を受けたと報じました。乗組員1人が死亡、38人が救助されたということです。

ロイター通信は、爆発物を積んだイランの小型船がタンカーに衝突したとみられると伝えています。

ホルムズ海峡を事実上封鎖し、周辺海域で船舶への攻撃を続けるイラン側。イランの革命防衛隊は11日、原油価格をめぐり、こう警告しました。

イラン革命防衛隊 報道官
「米国とイスラエル、その支援者のための石油は1リットルたりともホルムズ海峡を通過させない。原油価格が1バレル200ドルを超えることを覚悟しろ」

一方、トランプ大統領は、原油価格が高騰する中、ホルムズ海峡の安全は確保されていると繰り返し強調しています。

アメリカ トランプ大統領
「我々はホルムズ海峡を厳重に監視する。海峡の状況は極めて良好だ。イランの艦艇は全て撃沈した」

ただ、ウォール・ストリート・ジャーナルは11日、アメリカ軍が、タンカーなどの民間船舶の護衛要請をイランから攻撃を受けるリスクが高いとして拒否していると報じました。

アメリカ トランプ大統領
「早々と撤収するわけにはいかないだろう?任務を完遂しなければならない」

11日、軍事作戦についてこう強調したトランプ氏。

イランではアメリカとイスラエルによる攻撃が続いていて、戦闘の終結は見通せない状況です。