予測市場プラットフォーム、ポリマーケットの創業者で最高経営責任者(CEO)のシェイン・コプラン氏は、業界が扱う戦争関連の取引について、リスクが増大しているとし、存在感の高まりが「さらなる資金と問題」を引き寄せているとの認識を示した。主力商品が政治的な火種となる恐れがあることを率直に認めた格好だ。

コプラン氏は7日、MITスローン・スポーツ・アナリティクス・カンファレンス2026で、予測市場が純粋な情報提供機能を引き続き果たしていると主張する一方、イラン情勢を「複雑」と表現し、戦争の不確実性が誤解を生んでいると述べた。

「当初は違和感を伴う革新に対し、強い抵抗が存在する状況に変わりはない」とした上で「それは、革新的であり、破壊的である証左だ」と語った。

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

同氏の発言は、インサイダー取引のリスクや紛争を賭けの対象とすることに対する倫理面の是非を巡る批判に対し、予測市場業界が行う正当化の主張を代弁したものだ。

デューン・アナリティクスのデータによると、ポリマーケットの地政学関連への賭け金は1日までの1週間で4億2540万ドル(約676億円)に達し、前週の1億6390万ドルから急増した。米規制では、戦争に関連する金融契約は禁止と理解されており、大半の予測市場はこれを回避している。だがポリマーケットの主要取引所は海外で運営されている。

コプラン氏は論争があることは認める一方、予測市場が重大な局面で実用的な有用性を提供していると主張した。

「中東の人たちから『ポリマーケットを見て、シェルター付近で寝るかどうかを決めている。毎日チェックしている』と言われ」、現地でそれほど普及していることに驚かされると述べた。「これは極めて大きな意味を持つ。以前は存在しなかった、否定しようのない独自の価値だ」と強調した。

原題:Polymarket Founder Says War Bets Are Facing Growing Resistance(抜粋)

--取材協力:Denitsa Tsekova、Emily Nicolle、Nathaniel Popper.

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