オリンピックの熱気も相まって、賑わいを見せる国内のスキー場。しかし、リフト代や食事代の高騰は止まりません。きょう発表されたGDP=国内総生産の数字にも表れた「ピンポイント消費」の実態を取材しました。
この週末、軽井沢のスキー場は多くの客で賑わっていました。ただ、避けて通れないのがリフト券です。1日券は1万1000円!去年より1000円以上値上がりしました。
東京から来た家族
「高い。全部高くなっている」
「高い」
さらに、ゲレンデ飯も「リゾート価格」。カレーは1800円、きつねうどんは1000円です。
東京から来たスキー客
「高い、やっぱり」
「お腹空いていたら気にせず買ってしまった」
こちらの家族も、きょうばかりは“奮発”します。
東京から来た大鹿さん
「せっかくなので、お昼はちょっとゆっくりしたいなと思うと、ちょっと場は選ぶかな。食事ぐらいはちゃんとしたところで、ちゃんと楽しみたい」
選んだカルボナーラのパスタは、なんと2100円。育ち盛りの子どもも満足げです。
スキー代やホテル代交通費もあわせると、旅費は3人で13万円を超えるといいます。
止まらない物価高。それでも「家族との思い出」は削りたくない。我慢の裏で広がっているのが…
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 小林真一郎氏
「財布の紐を若干緩めながら『こわごわ』と言うんでしょうか、やりたいことはやろう。ただ、それ以外のところでは節約できる部分は節約していこう。いわゆる“ピンポイント消費”」
きょう発表された去年10月から12月のGDP=国内総生産は、わずかなプラスとなりました。それを支えたのが、旅行や宿泊への出費を惜しまない「ピンポイント消費」です。
でも、その分、節約できるところは徹底的に削っているようです。
さきほどスキー場で出会った家族。ランチの3時間ほど前に立ち寄った場所があります。ゲレンデから車で10分のレンタル店です。
東京から来た大鹿さん
「こっちの方が圧倒的に安いので。都内のブックオフとかでウェアは安く買って。とにかくコストを抑えて楽しめるように」
スキー場で借りる価格の半額程度に押さえられると、ひっきりなしに客が訪れます。
「合計で1万3000円になります」
「安っ!」
また、スキー場の駐車場で旅行らしからぬ光景が…
埼玉から来た家族
「いまカップ麺沸かしてます、お湯を。やっぱり高いので、スキー場とかだと」
家族3人で「車中メシ」です。カップ麺で1人分はワンコイン以下に抑え、さらにホテルも8つのアプリを駆使して、最も安いプランで予約する工夫まで。
「節約」しながらも体験にはお金を使う「ピンポイント消費」、今後も続くのでしょうか。
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