米国の大学は2025年に海外からの寄付金や契約金として総額52億ドル(約8000億円)余りを受け取った。その半分以上がカーネギーメロン大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)、スタンフォード大学、ハーバード大学の4校に集中した。

米教育省が11日に同データを新たなウェブサイトに掲載した。トランプ政権は高等教育の見直しを進めており、新サイトは外国から米大学への資金の流れをより透明化することを目的としているという。

マクマホン教育長官は声明で、今回の情報開示は国家安全保障上の懸念を把握するうえで重要だと述べ、「この透明性は、学術研究の健全性を守るだけでなく、国家の安全と強靱(きょうじん)性を確保するためにも不可欠だ」と強調した。

外国資金の問題はトランプ大統領の1期目でも重視され、大学が寄付金を適切に報告していなかった疑いについて調査が行われた。特に、中国との技術覇権争いや知的財産保護への懸念を背景に、中国関連の資金に対する監視が強まった。

1986年から2025年までの累計では、ハーバード大学が約42億ドルと最も多くの海外資金を受け取っている。報告した555校の中で最大で、カーネギーメロン大学が39億ドル、MITが35億ドルで続く。

25年のデータによると、カタールの組織が米大学への最大の外国資金源であり、11億ドル超が報告された。その他の主要な資金源には、英国(6億3300万ドル超)や中国(5億2800万ドル超)、スイス(4億5100万ドル超)、日本(3億7400万ドル超)が含まれる。

カタールにはカーネギーメロン大学を含む6つの米大学の分校があり、同大学は最近、カタールとの契約を10年間延長した。大学広報担当のチャック・カーニー氏によると、同国でのキャンパス運営は20年以上にわたり、米国法を順守して行われている。受領資金の90%超は現地キャンパス運営に充てられているという。

連邦資金を受ける米大学は、年間25万ドル以上の外国からの寄付金や契約金を開示することが義務付けられている。

教育省は声明で、1986年から2025年の間にハーバード大学が「懸念国」の当事者から他のどの教育機関よりも多くの資金を受け取っていたと指摘した。

原題:Colleges Took in $5.2 Billion From Outside the US in 2025 (1)(抜粋)

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