住友林業は13日、米国で戸建て住宅事業を展開するトライ・ポイント・ホームズを約42億8100万ドル(約6549億円)で買収すると発表した。

発表資料によると、2026年第2四半期に買収を実行する予定。米戸建て住宅事業のさらなる規模拡大や住友林業が未進出のエリアの開拓のほか、製材事業など住宅周辺のバリューチェーンを取り込む狙いがある。買収により、住友林業は戸建て住宅の年間供給1万8000戸と全米5位の規模となり、「ナショナルビルダー」としての地位確立を目指すという。

住友林業では米国ではリーマンショック後の建設着工抑制による中古住宅の在庫不足がある中で若者世代中心に新規の住宅を購入する層の人口が増加しており、「継続的に安定して住宅ニーズが出てくると考えられる」とみている。

トライ・ポイント・ホームズは全米13州で事業展開し、24年に6460戸を販売した有力ビルダーの一つ。特にカリフォルニア州、テキサス州、アリゾナ州で強く、高付加価値と好立地を重視した差別化戦略を展開しているという。同社を取り込むことで現地で強固な経営基盤を築く。

住友林業は30年に向けた長期ビジョンでも米国での米戸建て住宅事業の拡大を掲げ、同国で年間住宅供給戸数2万3000戸を目指し自社事業の成長に加えてM&A(合併・買収)の機会を模索していた。米国以外でも24年9月、オーストラリアの子会社を通じて、同国最大手の住宅会社メトリコンの持ち分51%を取得し、子会社化していた。

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