(ブルームバーグ):配車サービスを手がける米リフトの株価は11日、約1年半ぶりの大幅な下落率を記録した。1-3月(第1四半期)業績見通しがアナリスト予想を下回ったことが嫌気された。同社のグローバル展開や新たなサービスの提供が想定していたほど迅速かつ順調には進んでいない可能性が示された。
10日の発表によると、第1四半期の調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前・その他償却前利益)は、1億2000万-1億4000万ドル(約184億-215億円)の見込み。アナリストの予想平均は1億4050万ドルだった。昨年第4四半期の売上高は3%増の15億9000万ドルと、アナリスト予想平均の17億6000万ドルを下回った。
リフト株は11日、ニューヨーク市場で一時18%下落し、終値は17%安の13.99ドルだった。2024年8月以来、最大の下落率となった。年初来では約28%下落している。
リフトのさえない見通しは、競合のウーバー・テクノロジーズが先週示した強弱まちまちな内容と同様に、投資家に安心感を与えるものではなかった。両社ともに、中核の米国事業から拡大を図る取り組みが、市場で期待されているような利益をまだ生み出していないことを示唆する。
一部の弱気派は、米アルファベット傘下の自動運転部門ウェイモのネットワーク拡大が引き続き両社に不確実性をもたらしているとみている。ロボタクシー各社との提携が成長し収益化するまでには数年を要するとみられるためだ。
エバコアISIのアナリストは11日のリポートで、「基礎的なファンダメンタルズは堅調だったが、特に利用者数と予約の勢いが続いていることを踏まえると、収益性見通しは、期待との差を埋める詳細を欠いた」と指摘した。
カリフォルニア州での保険コスト低下が価格引き下げと需要増加につながるかどうかの手掛かりを求めていた投資家もいた。今回のリフト決算は、そうした期待を裏切る可能性がある。同社は10日、「幅広い消費者への浸透には時間を要し、年の後半に偏る見通しだ」と付け加えた。
原題:Lyft Sinks on Disappointing Forecast, Surprise Revenue Miss (2)(抜粋)
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