「ChatGPT」を開発するOpenAIは、自律的に作業を担う「AIエージェント」を企業が一段と簡単に導入できるよう設計した新たなプラットフォームを提供する。価値の高い業務を自動化する領域で、首位の座を固める狙いがある。

新製品「フロンティア(Frontier)」は、企業がこれらのAIツールを構築・管理できるようにし、各エージェンに適切なガードレール(安全対策)とデータアクセス権限を付与する。AIエージェントの導入プロセスを簡素化することで、職場での普及を後押しすることを目指す。OpenAIはAIエージェントを「AIの同僚」と呼んでいる。

OpenAIやアンソロピックなどのAI企業は、人間に代わって業務をこなし、人手の介在を最小限に抑えるAIエージェントの開発を強化している。こうした動きは、ソフトウエア企業への影響を巡って投資家の懸念が強まるなか、足元の市場急落を招く要因にもなった。

一方、AI新興各社は先端AIソフトウエアの開発に伴う巨額のコストを賄い、収益を拡大するため、幅広い分野で法人顧客の拡大を急いでいる。

OpenAI幹部がフロンティアについて、アンソロピックなど競合他社のAIエージェント用ソフトの一部と統合できるようにする考えを示している点は注目だ。そうなれば、法人向けのワンストップ型プラットフォームとしての地位を確立する可能性がある。アンソロピックはこれまで、競合他社による自社の基盤技術へのアクセスを制限したことがある。

OpenAIによると、インテュイット、ステート・ファーム、サーモフィッシャー・サイエンティフィックなどの企業が、すでにフロンティアを利用している。

原題:OpenAI Unveils Platform to Help Companies Deploy ‘AI Coworkers’(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.