(ブルームバーグ):アルファベット傘下の自動運転部門ウェイモが、1260億ドル(約19兆6000億円)の評価額で160億ドルを調達した。ロボタクシー分野の先駆者として急速に存在感を高めていることを示す資金調達ラウンドとなった。
ウェイモの2日の発表文によると、今回の資金調達は新規投資家のセコイア・キャピタルとDSTグローバル、ドラゴニア・インベストメント・グループが主導した。そのほか、ウェイモはアルファベットの調達ラウンド参加を確認した。ブルームバーグ・ニュースは先に、アルファベットが130億ドルを拠出すると報じていた。評価額は今回の調達額を含むポストマネー・ベース。
ウェイモは他社に先行して、完全自動運転による有料配車サービスを運営。サンフランシスコやロサンゼルスなどでは自社アプリを通じてサービスを提供し、オースティンとアトランタではウーバー・テクノロジーズに配車を委託している。ウェイモは今年、米国内でのサービス急展開と英国進出を計画している。
一方、競合他社はより限定的な試験運用にとどまっている。テスラはオースティンで安全監視員を置かない限定的な自動運転サービスを実施している。アマゾン・ドット・コム傘下のズークスは、少数のロボタクシー車両をラスベガスで運行しているほか、他の都市でも試験運用中だ。ただ、業界全体の採算性は依然として実証されていない。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、マンディープ・シン氏はウェイモの資金調達計画に関するブルームバーグの報道を受けて1月31日のリポートで、「2025年に約2000万回の乗車を記録したにもかかわらず、ウェイモの事業規模はなお控えめだ」と指摘した。
BIは、ウェイモの車両1台当たりのコストはテスラの約2~3倍に上り、これが現在の車両数を制約しているとみている。シン氏は、ウェイモが今回調達した資金を、ロボタクシーを製造する自動車メーカーとの提携強化に充てるとみている。
資金調達ラウンドには、アンドリーセン・ホロウィッツやムバダラ・キャピタル、ベッセマー・ベンチャーズも参加した。
原題:Waymo Raises $16 Billion From Alphabet, Others to Expand Service(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.