税収5兆円減少か 積み上げられる借金に“国際金融の番人”は …

出水キャスター:
消費税は何に使われているのでしょうか。
消費税は、▼年金、▼医療、▼介護、▼子ども・子育て支援といった社会保障に充てるということが法律で定められています。

高齢化に伴い、社会保障費が足りないのではないかという話があります。
2025年度の一般会計の予算によると、消費税による歳入が約24.9兆円(全体の21.6%)の一方、社会保障の歳出は約38.3兆円と約13.4兆円も不足しています。
この足りない部分はどう賄っているのでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター 星さん:
基本的に借金です。今の世代が将来の世代に対して、約120兆円の予算のうち約30兆円もの借金を付け回しているということです。
出水キャスター:
財務省の試算によると、消費税を減税すると歳入がさらに5兆円程度減ってしまい、社会保障費に充てるお金がさらに足りなくなるとのことです。
この不安はどう捉えたらいいでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星さん:
「食料品の消費税をゼロにする」という話が具体化していくと、長期金利が跳ね上がったりと、マーケットは日本の将来への不安に明確に反応しています。
仮に減税に踏み切るとしても、財源を明確にしないと、マーケットからますます不信感を浴びせられると思います。
井上キャスター:
減税したら税収が増えるという理論も、数値を出していただきたいと感じます。
出水キャスター:
国際金融の“番人”であるIMF(国際通貨基金)から、ある指摘があります。

IMF(国際通貨基金)は、日本の消費税について、以下のような提言をしています。
▼2019年
消費税率を2030年までに15%、2050年までに20%に段階的に引き上げる必要がある。
▼2025年
消費税率の単一税率化および最終的な引き上げなどの選択肢がある。
このあたりをどう考えるかも大切です。選挙の投票日までに皆さん、冷静に消費税の減税についても考えてみてください。
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〈プロフィール〉
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年