(ブルームバーグ):中国当局が高頻度取引を規制するとの報道を受け、16日の金属相場は下落した。今週は、中国本土先物市場での熱狂的な取引が主導する形で、世界的に金属価格が上昇していた。
関係者によると、規制当局は主要金属取引プラットフォームである上海先物取引所(SHFE)などの取引所に対し、高頻度取引業者が運営するサーバーをデータセンターから撤去するよう命じた。上海市場では銅、亜鉛、アルミニウムが全て下落し、世界的な基準価格を設定するロンドン金属取引所(LME)でも同様の動きが見られた。

今週前半、金属市場は急騰した。実物資産への投資家の熱狂が広範に広がり、LMEでは、銅とスズが過去最高値を更新した。その流れの中で中国金融市場全体が強気相場となり、SHFEではこの1カ月で取引量が急増した。
上海東呉久盈投資管理のトレーディング責任者チア・チョン氏は「高頻度取引は市場のリズムを乱し、価格変動を増幅させる」としている。今回の措置は「日中の取引量を減らしボラティリティーを抑えるが、市場の基本的な価格方向性は変わらない」と述べた。
SHFEでは16日、銅が1.9%安、スズが6.4%安となった。LMEでも主要6金属が全て下落し、銅はロンドン時間午前9時41分時点で1.6%安の1トン=1万2901ドル、ニッケルは2.6%安、スズは4%安となっている。
原題:Metals Sink as China Exchange Told to Rip Out High-Speed Servers(抜粋)
--取材協力:Annie Lee、Jack Ryan.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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