プルデンシャル生命保険は16日、社員や元社員による複数の不適切な事案が判明し、顧客から不適切に受け取った金額が合計で31億4000万円に上るとの社内調査結果を発表した。経営責任を明確にするため間原寛社長は退任する。

発表資料によると、3人の元社員が在籍中に8人の顧客から約6000万円をだまし取ったりするなどしたほか、106人の社員や元社員が同社とは関連のない投資商品の勧誘や金銭の借り受けなどを行い、延べ約500人の顧客から金銭を受け取っていた。ほかに69人の社員や元社員が社内規定で認められていない投資商品や業者などを顧客240人に紹介していたことも分かった。

生命保険業界では、営業担当者による金銭詐取事案の発生が後を絶たない。プルデンシャル生命では24年6月に元社員が在職中や退職後に同社の契約者を含む34人から投資運用名目で約7億5000万円を預かり、詐欺容疑で逮捕された。その後、24年9月にも元社員が詐欺容疑で逮捕されている。

間原社長は2月1日付で退任し、後任にはグループのプルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険の得丸博充社長が就任する。

プルデンシャル生命では、不適切行為の原因として営業管理職による営業社員の管理が十分に行われておらず、顧客との密接な関係を悪用した金銭詐取や不適切な投資商品の勧誘が行われたと説明。営業社員の収入の不安定さから顧客に金銭貸借を依頼する事例や、業績確保のために保険料の一部を営業社員が負担するといった不正行為があったとしている。

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