さらなる大規模攻撃が行われてしまうのでしょうか。アメリカのトランプ大統領は、イランでの軍事作戦について「大きな波はまだ来ていない」と話したほか、長期戦にも対応できると強調しました。
2日、イランに対する攻撃開始後初めて、トランプ大統領が公の場で発言しました。
アメリカ トランプ大統領
「軍の指導部の排除に4週間はかかると見ていたが約1時間で済んだ」
攻撃の成果をアピールし、「我々は最初から作戦は4~5週間だと見込んできた」と話し、アメリカ軍は長期間の作戦にも対応できると強調しました。
また、イランに対する軍事作戦の目標について、▼ミサイル能力と海軍の壊滅、▼核兵器を保有させないこと、▼「ヒズボラ」などの親イラン組織に武器供与や資金援助をできないようにすることを挙げました。
さらに、CNNテレビのインタビューでは。
アメリカ トランプ大統領
「大きな波はまだ来ていない。それは間もなく来るだろう」
さらなる大規模攻撃を準備していると明らかにしました。
アメリカ ルビオ国務長官
「作戦の詳細は明かせないが、米軍による最も強力な攻撃はこれから行われる」
一方、イランの報復攻撃が続くイスラエルでは。
記者
「イスラエル中部ベイトシェメシュです。ここではきのう、イランの反撃攻撃がユダヤ教徒の礼拝所シナゴークを直撃しました。跡形もなく崩壊していて、攻撃の威力を物語っています」
ここでは9人が死亡。空襲警報を聞いて礼拝所のシェルターに避難していた人たちも犠牲になりました。
その現場を訪れたのは。
記者
「今、イスラエルのネタニヤフ首相が被害現場の視察にやってきました」
終始険しい表情で現場を視察し、民間人に犠牲が出たことを強く非難しました。
イスラエル ネタニヤフ首相
「イランは民間人を標的にしている。我々は民間人を守るためにイランを攻撃している」
一方で、イランでは先月28日に南部の小学校が攻撃をうけ、165人が犠牲になっています。これについて聞くと…
記者
「イランの学校での165人の犠牲についてどう説明しますか?」
質問に答えることなくその場を立ち去りました。
その後、ネタニヤフ氏はアメリカのFOXニュースに出演し、イランへの攻撃の正当性を主張しました。
イスラエル ネタニヤフ首相
「イランは新たな拠点や施設、地下壕の建設に着手した。もしその時、行動していなければ、彼らの弾道ミサイル計画と核爆弾開発は数か月以内に防ぎようがなくなり、将来いかなる行動をとることも不可能になっていただろう」
こうしたなか、サウジアラビアでは。
「リヤドにあるアメリカ大使館が2機のドローンで攻撃された」
サウジアラビア国防省は3日、攻撃により小規模な火災が発生し、施設の一部に軽度な損傷があったとしています。
アメリカ国務省は中東のほぼ全域とエジプトのあわせて14か国などにいるアメリカ人に直ちに退避するよう促していて、緊張状態の長期化が懸念されています。
フランスの核弾頭保有数を増やすと表明 マクロン大統領 ウクライナ侵攻・NATOへの協力に消極的なトランプ政権の姿勢念頭に“核による抑止力強化の必要性強調”